こんにちは。個人事業主の「Sバード」です。
この記事では
- 税務署に行く暇がない
- 税務署に行くのが面倒
という人のために、
を、わかりやすく解説しています。
1.開業届を郵送で提出する際の送付物一覧
No. | 送付物 |
① | 開業届(提出用) |
② | 開業届(控用) |
③ | マイナンバーカード(または、本人確認書類)の写し |
④ | 送付用封筒+送料 |
⑤ | 返信用封筒+切手 |
⑥ | 他の開業手続書類(開業届と併せて提出する場合) |
【送付物 1】開業届(提出用)
次の記事を参考にして「開業届」を作成します。
【送付物 2】開業届(控用)
開業届のフォーマットは、「提出用」と「控用」がセットになっています。控用にも、提出用と同じ内容を記入します。
税務署の職員が「控え」に受領印を押し、【送付物 5】返信用封筒+切手(控用)に入れて送り返してくれます。
なお、開業届の控えは
- 屋号付きの銀行口座を作る際
- 金融機関に融資を申し込む際
に、必要になります。
【送付物 3】マイナンバーカード(または、本人確認書類)の写し
マイナンバーカードを持っている場合
- マイナンバーカードの表面の写し(コピー)
- マイナンバーカードの裏面の写し(コピー)
の2点が必要です。
マイナンバーカードを持っていない場合
以下の「番号確認書類」と「身元確認書類」の写しが、それぞれ1つずつ必要です。
番号確認書類 |
|
身元確認書類 |
|
(出典:番号制度に係る税務署への申請書等の提出に当たってのお願い|国税庁)
書類の写し(コピー)は、そのまま提出できますが、国税庁の本人確認書類(写)添付台紙に貼り付けて提出することもできます。
【送付物 4】送付用封筒+送料

(上図のように)開業届に記入した「所轄の税務署」宛の、送付用封筒を準備します。税務署の住所は、税務署の所在地などを知りたい方|国税庁で確認できます。
また、税務署の職員に中身を知らせるために、赤字で「開業届等在中」と書きます。
封筒のサイズに決まりはありませんが、書類の送付で一般的に使われる(かつ、定形郵便物の規格内の)「長形3号」封筒を用いるとよいでしょう。
送料は、郵送方法によって異なります。
【送付物 5】返信用封筒+切手(控用)

(上図のように)封筒に自分の住所を記入し、切手を貼ります。
切手の種類は、必要な開業手続書類の数によって異なります。それらの書類分の「控え」の重量に応じた切手が必要です。
下表および国内の料金表(手紙・はがき)|日本郵便を参照し、重量に応じた切手を準備しましょう。
種類 | 重量(1枚あたり) | 備考 |
長形3号封筒 | 約5g | 製品の違いによって、重量が前後する。 |
A4コピー用紙 | 約5g |
【送付物 6】他の開業手続書類(開業届と併せて提出する場合)
他の開業手続も同時に済ませる場合は、(開業届を含む)以下の書類を同封します。
No. | 書類名 | 必須かどうか |
① | 開業届(+控え) | 必須 |
② | 所得税の青色申告承認申請書(+控え) | 青色申告をする場合に必要 |
③ | 青色事業専従者給与に関する届出書(+控え) | 家族従業員を雇う場合に必要 |
④ | 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書(+控え) | 従業員(家族従業員を含む)を雇う場合に必要 |
⑤ | マイナンバーカード(or 本人確認書類)の写し | 必須 |
事業開始等申告書の郵送方法については、次の記事をご覧ください。

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2.開業届の郵送方法
開業届は、普通郵便として郵便ポストに投函できます。
しかし、開業届は重要な書類であり、マイナンバーも記載されています。万が一、郵便事故(紛失・盗難など)があった際には、非常に困ります。
そのため、追跡確認ができる
- 簡易書留
- 特定記録
のいずれかで郵送することをお薦めします。
簡易書留 | 特定記録 | |
差出場所 | 郵便局の窓口 | |
配達方法 | 投函 | 手渡し |
料金や配達される曜日などの詳細は、オプションサービスの加算料金一覧|日本郵便で確認できます。
3.開業届を郵送で提出する際の注意点
【注意点 1】提出期限に余裕を持って郵送する
税務署へ提出する開業手続書類には、「提出期限」が定められています。以下の提出期限に間に合うよう、余裕を持って郵送しましょう。
No. | 書類名 | 提出期限 |
① | 開業届 | 開業日から1か月以内 |
② | 所得税の青色申告承認申請書 |
|
③ | 青色事業専従者給与に関する届出書 | 同上 |
④ | 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書 | 定めなし(提出した時期に応じて、適用月が決まる) |
①~④のすべての書類は、「消印日 = 提出日」とみなされます。(税務手続に関する主な書類の提出時期の一覧|国税庁で規定)
【注意点 2】他の書類も忘れずに同封する
(前述のように)他の開業手続も同時に済ませるためには、開業届以外の書類も必要です。
「書類を準備し忘れて、もう一度郵送することに……」と、二度手間にならないよう
- すべての書類が揃っているか
- 記入不備がないか
を、入念にチェックしましょう。
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以上です。お疲れ様でした!